OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Natsuki Nishimura

西村 奈津樹

38歳
会社員(サービス業)
愛知県出身
ゲイ

#002 2015年8月撮影

苦しかった。

怖かった。

絶対に言ってはいけないと思っていた。

でも、言わずには居られない時は訪れる。

あの時、どれだけの勇気を振り絞っただろう。

カミングアウトして絆が深まった友人達

ありがとう、ありのままの私を受け入れてくれて。

あぁなんて楽なんだろう、自分を知ってくれている、それだけで絶大な安心感を感じるよ。

カミングアウトして絆を失った両親

60年生きてきて最大のショック」

「告白されたことをひたすら胸にしまって、静かに静かに生きていきます」

そう告げられた。

私は正直戸惑った。

当然気付いていると思っていたのに、ここまで否定されるのかと。

私は、、何か悪いことをしたのだろうか?

自分で選んだのなら責任を受け入れるけど、

そもそも選択肢など無かったのだから、仕方がないよね。

一番苦しいのは、私なのに。

自分から折れるわけにはいかなかった。

自分で自分を否定するわけにはいかなかった。

どんなに辛くても、突き通さなければいけなかった。

今の日本では、カミングアウトしても

必ずしも良い結果ではないかもしれない。

今も、これからも、生きづらい人生かもしれない。

でも、

一度きりの人生だもの、自分らしくね。

秘密を共有することは、味方をつくるということだよ。

全員に言う必要などない。

言いたいひとにだけ、言えばいい。

自分の弱いところを曝け出したら無敵。