Shinya Kawabata
川端 伸哉
36歳 |
大学院生、団体職員 |
群馬県出身 |
ゲイ |
#002 2015年8月撮影
「おにぃちゃんは、おにぃちゃんのままでいいよ」
27歳の時に妹にカミングアウトしました。その後3年間音信不通でしたが、ある時上のようなメールが来て、トイレで涙を流したものです。妹なりに理解をしようとしたんだなぁと思いました。
カミングアウトしてからもうすぐ10年。これから先もどんな未来があるのか、今は楽しみで仕方ありません。
改めて思うと、私にとってカミングアウトは人生のターニングポイントでもありました。
私はろう者でもあります。生まれてからずっと音のない世界で過ごし、人とのコミュニケーションに悩み続けました。今では手話通訳、パソコン通訳、音声認識などさまざまな方法でコミュニケーションをとっています。
今の社会ではろうLGBTというダブルマイノリティのロールモデルが少ないため、オープンに生きる人はまだまだ多くはありません。
ろうLGBTでも、たったひとりの人間。
あなたの人生はHappyですか?
カミングアウトしても、しなくても、楽しんでいますか?
もちろん、苦しいこともある。つらいこともある。
でも人生楽しく生きなきゃソンソンソン!
あなたのココロにたくさんのハートであふれますように。
10年経った今ではカミングアウトしてよかった!とそう思える。あのとき世界が広がっていく瞬間は記憶に残っている。その瞬間の気持ちも匂いも風景も忘れない。