「おっぱい、無いですよ？まぁ元Dカップですけどね！」

初見の方から女の子？男の子？と質問される。

どっちだと思います？と聞き返す。

えー？女の子でしょ？という答え。

それに対しての僕の回答が冒頭のセリフです。

胸オペをし、ホルモン注射を打たないという選択をしている僕は「女？男？」という疑問を抱かせるにはうってつけらしく。

最終的に肌の質感と声で「女」という答えにたどり着く人が8割9割。

今の僕は、それが嫌だと思うことはありません。だって、この上ない話のネタになりますから。

ということで、未だに「毎日がカミングアウト」。

勿論、心無い言葉やエゲツない質問を受けることもあるけれど。

自分をひた隠しにして、押し殺していた頃よりも、今の方が考えられないほど楽に生活しているのは明確。

だから、カミングアウトを後悔したことなんて一度もありません。

僕が恵まれているだけで、一概に「カミングアウトした方がいい！」とは言えないのは分かっているけれど。

もし、この先もどうにか生きていきたいって思ったり、本当の自分を隠さずに生活出来ることを夢見ていたり、この人とはずっと付き合っていきたいと思える相手が近くにいるなら…

勇気を持って一歩踏み出して欲しいと思います。

少なからず、ここに写っているメンバーはあなたの味方。

この世の中、そんなに怖くないよ！！