Shunka HIRAO
平尾 春華
27歳 |
研究職 |
福岡県出身 |
MtF&パンセクシュアル |
#002 2015年8月撮影
私のカムアウトは5段階あります。
初のカムアウトは、昨年11月で、従姉と22年ぶりの再開から、1か月もたたない時でした。気付いたらバイであることを話していました。自然に話せるほど素敵な従姉と出会えて、心の奥底に閉じ込めていた思いをやっと人に話をすることができました。でも、心の性別については話をする勇気がでず、恥ずべき事なのではとの思いがありました。後日、お酒の力を借りて、従姉に電話越しで、「心は女性である」ことについて話をしました。恥ずべき事って思っていたことをひっくり返すような温かい言葉をかけていただいたことがとても心に染み渡りました。そのことが後のカムアウトに繋がりました。
親しい友人へのカムアウトは、「あなたとの関係をずっと大切にしたいから話したいことがある」といってMtFでパンセクシュアルであることを伝えました。皆、驚きのあとに温かく受け入れてくださいました。カムアウトする以前以上に、親友になりました。
職場の同じ部署の人へのカムアウトは、研究者で理解が早かったです。今では必要な配慮をいただいて安心して仕事に取り組めています。私も立派な研究者になります。
両親へのカムアウトは一番勇気がいりました。両親へのカムアウト数日前にirodoriというカフェに行き、素敵な人たちと出会いました。廣橋正さんや松中権さんからOut In Japan #001を紹介いただき、読んで勇気を得ました。最後に従妹から後押しがあり、両親にカムアウトしました。今は両親と微妙な関係ですが、理解し合える日を夢見ています。
5つ目のカムアウトは社会へのカムアウトです。「私の輝く姿が、次のだれかの勇気となる。」との思いでOut In Japan #002の企画に参加しています。
私が受け取ったカムアウトの勇気のバトンを次のあなたに渡します!!
「あなたの輝く姿が、次のだれかの勇気となる!!」
あなたの伝えたいタイミングで大切な人に心からの気持ちを伝えよう。素敵な未来があなたを待っています。