Soushi Matsuoka
松岡 宗嗣
21歳 |
学生、NPO法人ReBit |
愛知県出身 |
ゲイ |
#002 2015年8月撮影
親へカミングアウトしたのはハタチになった年でした。
「宗嗣の人生なんだから、好きなように生きなさい。ただ、宗嗣が病気になった時に、そばにいてくれる人がいるということが大事で、親としてはそこが心配。それが男でも女でもなんでもいい。」
母はずっと気づいていて、何も言わず、ただただ待っていてくれました。時折手を差し伸べながら。
「でも、いいと思う。宗嗣は宗嗣だし。」
自分のセクシュアリティは、あくまで自分を構成する要素の一つだと、気づかせてくれたのは、友達でした。
やっぱりカミングアウトするときは、今でも冷や汗をかきます。
周囲との距離とか、関係性とか、「何か」が変わってしまうのではないか。不安や恐れは、いつもそこに立ちはだかります。
それでも、受け入れてくれたときの喜びや、安心感が、自分の自信につながっていることは確かです。
カミングアウトしても、しなくても、自分らしく生きられる社会になるといいなと思っています。
もっと、互いの違いを楽しめる社会になるといいなと思っています。
もし、カミングアウトしたくて、あと一歩踏み出せない人がいるなら、
きっと、
あなたのカミングアウトは点となり、それが線となって、次へとつながっていきます。
あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気になると、信じています。