17歳の時に初めて

女性を好きになりました。

そのあと沢山本を読んで

性の多様性について学びました。

授業でクラス全員にカミングアウト。

それから

出会う人ほぼ全てにカミングアウトを続けてきました。

9割の方は笑顔で受け入れてくれるか

少なくとも否定はしない

聡明で心優しい方々でした。

しかし残りの1割の方から、悲しい言葉を

浴びせられることもありました。

それでも

私がカミングアウトを続けるのは、

心ない人々の

好奇心を満たすためでもなく

人間が本来平等であることを伝えるためでもありません。

その目の前の人が、いつか

LGBTに出会った時に、

かける言葉が少しだけでも

理解に満ちたものに変化することを願うためです。

この地球で苦しむ全てのLGBTへ

私の勇気が届くことを願います。

そして

私はある瞬間 少数派で 被差別者であるけれど

また次の瞬間に多数派で

知らないうちに 他の誰かを 見下し

差別し  傷つける 加害者であるかもしれません

カミングアウトを重ね

傷つく度に   涙を流す度に

他者の痛みに対する眼差しが

より深くなっていくと信じます

幸せは

自分の心の中に打ち立てるもの

世界中であらゆる差別や偏見に苦しむ

全ての人の心に希望の光が差しますように。

もう誰も殺されないで。

閉じ込められないで。

生きてください、

自分らしく。