僕がカミングアウトしたのは20歳くらいの時、その時のカミングアウトとは両親に打ち明けることだったんですが、僕がカミングアウトできたのも、ものわかりのよさそうな、というか、何があっても受け入れてくれそうな両親だと思えたからだと思います。周りの人の理解力も大事なんだと思います。

カミングアウトしようと思ったキッカケは僕にもし子供がいたとして、その子供の愛の先を知らずにいたとしたら寂しいな、どんなことでも受け入れて、一緒に悩んだり、一緒に喜んだりしたいなと思ったからです。その後、テレビでメディアを使ってのカミングアウトもすることになるんですが、それはたいして大きなことでも勇気のいることでもなかったです。大事な人にわかっていてもらえばいいと思っていましたから。メディアでのカミングアウトは同じLGBTの人達には何かの勇気になって、よかったとはおもっています。タレントという職業においてカミングアウトして、ストレートのフリという嘘をつかなくても良くなったのはよかったです。