Asami Takahashi
高橋 麻美
32歳 |
会社員 |
東京都 |
FTXに近いと思います。 |
#004 2015年11月撮影
いいんだよ。大丈夫。
大切な方々からのお言葉やご理解のおかげで、
私は生まれ変わったとしても、この私でありたいと思えます。
周囲へのカミングアウトに、高校生の私を踏み切らせた大きな要因は、
大切な人達にまで嘘をついている様で苦しくなったこと。
自身に嘘をついていることが苦しくなったこと。
「嘘」というものが、私の信念に反するものであったこと。
恋愛に関する質問は全て、嘘で返す。
そんな小・中学生の自分に、苛立ちと悔しさを感じ続けていた。
セクシャルに関する語彙が少なく、どんな言葉で、どう伝えるのか、
そもそも私は何者なのか、模索が続く私から不器用に発せられた言葉に、
周囲からは温かいお言葉や時間がたくさん、降り注ぎました。
最も身近で理解に努めてくれた両親をはじめ、
理解に時間と労力を要した方もおられると思います。
世界的、社会的に見てもまだまだ、各種制度等や不平等への課題があると思います。
私の願いは、差別や不平等がなくなること。
自身が出来ることを行動にうつしていく必要があると思います。
私は今、家族・友人・勤め先の方々にもご理解を頂き、
ありのままの私で、会社員として働かせて頂いています。
日々感謝に尽きます。
この場をお借りして、関わる全ての方へ、本当に、有難うございます。
感謝の意を込め、
私は強く生き、誰かの力になりたいと、強く思います。
カミングアウトは自身に誇りを持ち、人生を楽しむ一歩であると考えます。