OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Kayoko Aoyama

青山 佳代子

45歳
事務職
神奈川県
レズビアン

#004 2015年11月撮影

近頃、
「カミングアウト」という言葉が何故、
「ゴーイングアウト」という言葉にならなかったのかを考えてます。

いかにも「英語ができない日本人の発想だ」と笑われそうですが

「GO=行く」に対して
「COME=来る」という単語。

この COME という単語には、どこか「受け手主体」なニュアンスを感じます。

「受け手主体」ということ、
これこそが私たちが忘れてはいけない「思いやり」の部分だろうと、私は思います。

隠しているが故に他者と上手くコミュニケーションができない
周りに同じ様な仲間が誰もいない
家の跡を継がなければいけない
自分のありのままの姿を分かって欲しい

色々、つらいですね、私たちも。

でもどうか、慌てないで下さい。

話してみようと思うその人は
あなたが相手を大切に思う様に
相手もあなたを大切に思っています。

だから、慌てないで。大丈夫だから。

これまで、せっかく大切に築いてきた関係を
「カミングアウト」するその時だけ
「ゴーイングアウト」にしてしまわないで下さい。

チャンスは必ず来ます。

「行っちゃった」と見送られるのではなく
「来たね」と迎えてもらえるように。

カミングアウトするその時も、これまでと同じように
「相手を思いやれるあなた」を忘れないで。

私も、頑張ります。