OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Mami Nawata

縄田 真美

35歳
自営業
埼玉県
FTX

#004 2015年11月撮影

私にとってのカミングアウトは、自分を認め受け入れること。

自分自身にオープンに生きる約束です。

本当の自分を見せないで人と接することもできます。

でも「自分はどうしたい?」

そうすると、セクシャリティも含めて表現する自分を出したい(自分を偽ったり隠したりしたくない)が本音にあります。

自分の素直な心を大切に(相手にも負荷をかけない)ということをしていくこと。

私は昔から性別の違和感があり、本当の自分を隠したり色んな感情を抑えて、自分をなくして曇らせてきました。

自分が何者かわからなくて、その答えを求めていました。

いろんなLGBTの人達と出会い関わっていく中で、「そのままの自分」を受け入れてもらえる安心感ができ、自分を少しずつ肯定できるようになりました。

妹にカミングアウトしたとき、「ふ~ん。いいんじゃん!」「真美は真美だよ。」というありがたい返しをもらい、その後話をした人達にも「そうなんだね。」とあっさり受け入れてもらえました。

1番言えないと思っていた両親に伝えたときも、「そうか。つらかったね。」「大丈夫だよ。」「私、何となくわかっていたわ。」と、受け入れてもらえて泣きました。

自分が相手を信頼していなかったこと、自分が一番自分を否定して責めていたのだと痛感しました。

自分の幸不幸の責任は自分自身にある。

自分のあり方を自分で決めてそのように生きていいんだと気付きました。

勇気は少しずつ。不自由は考え方や工夫次第。

自分に素直に人に誠実に生きていれば、自分の周りは思う以上にやさしくて、素敵な人や楽しいことでいっぱいだったんだと教えてもらいました。

私自身まだまだ色んな自分を受け入れて育てていく過程です。

感謝を忘れず自分自身が幸せに生きること、人の違いを認めながら自分だから持っている素敵を表現していきたいと思っています。