Rieto Sekine
関根 理恵斗
39歳 |
臨床検査技師 |
埼玉県 |
FTX |
#004 2015年11月撮影
人生初のカミングアウトは8歳の時か…。
カミングアウトと呼べるほど、改まって言ったわけでもないが、なんの躊躇もなく「いつか、男の子になるんだ。」って教室で友達に話したのを覚えている。これ以降も、周囲に話すことに抵抗は全くなかった。
でも、不思議と、親には言ってはいけない。という想いがあり、両親にカミングアウトするまでには、それから20年以上が必要だった。
両親にカミングアウト後、「自分の性」へのこだわりが薄くなり、それまで以上に抵抗なく周囲に話ができるようになった今のわたしにとって、カミングアウトは、話のネタ。
じつはその辺に、わたし達は生息してます。って、それを機に、性的マイノリティーを知ってもらう一つの方法。
カミングアウトをするか、しないかは個人の自由であり、どちらを選択しても、どこかで、誰かが、「何か」を抱えて生きていくことに変わりはないのかも知れないけれど、何もしないでの「何か」より、することによって「何か」に変化を与えられるのでは?と思っている。
まぁ、いろいろあったし、あるけど、悪い人生ではないなぁ。
きっと、この世界もね。