Takumi Matsuo
松尾 タクミ
20歳 |
専門学生 |
神奈川県 |
FTM |
#004 2015年11月撮影
「このままで生きていける気がしない」
そうやってずっと思っていた。
自分にも周りにも嘘をついて生活する日々。
あの頃の自分はカミングアウトする勇気も
受け入れてもらえる自信もなくて……
そんな時期にたまたま当事者の人と出会い
初めて自分自身を肯定できた。
「生きていていいんだ」
そして、「1人じゃない」と。
それから自分に嘘をつかず前を向くようになって
受け入れてくれる人も支えてくれる人も増えた。
それでもカミングアウトされる人にとっては
負担になるのではないかと思う時がある。
特に両親へのカミングアウトは
すんなりといったわけではないし
傷つけてしまったと思う。
でも、今は全く後悔していない。
カミングアウトしたあとも
沢山ぶつかったし、時間もかかったけれど
今は昔よりもしっかり向き合うことができて
支え合うこともできて、とても幸せだから…
あんなに弱かった自分は今は誰かの
きっかけになりたいと強く思っています。
このプロジェクトへの参加はその第一歩。
頑張れ!とか、大丈夫!とか
そんなこと簡単には言えないけれど、
みんな1人じゃないよってことを伝えたいです。
僕が、あなたを応援しています。