OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

Yuri Ando

安藤 祐理

21歳
大学生
大阪府
FTM

#004 2015年11月撮影

昔から相手の顔色ばかりを伺って生きてきた自分にとってカミングアウトというものは一生縁の無いものだと思っていました。

私にとって何より怖いことは変化でした。カミングアウトする事によって変わる、自分に対する相手の態度や考え方…そんな事を考えるだけでとても辛くて苦しかったです。

しかし、ありのままの自分を受け入れてくれる場が無いという事の方が段々つらくなっていって、とうとう中高を共にした友達に意を決して自分のことについて話しました。

彼らは「分かってたよ。というか、今さら女だとか男だとか関係ないでしょ?」と優しい一言を私にかけてくれました。

その日から私は自分が自分である為に生きていく事を決め、今度は自分が他の同じ立場にある人達を支えたいと思えるようになりました。

カミングアウトができずに苦しんでいる皆さん、無理に話す必要はありません。話したい時に、話したい相手に伝えればいいんです。

変化を恐れず、楽しんでください。

自分から相手を信じれば、相手もきっとあなたの事を信用し、受け入れてくれると思います。