OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Moe Fujita

藤田 萌 (右)

27歳
会社員
千葉県
バイセクシュアル

#004 2015年11月撮影

私はカミングアウトは、好きな人にもっと自分のことを知ってもらいたい、という単純な気持ちで行います。

TVに出たり、いろいろな人の前でカミングアウトしたりという手段でLGBTの存在を主張したり認知度を上げて社会的に認められるよう活動することもとても大切だと思います。

ですが、私には社会的な影響力はありません。まずは、自分の周りの大好きな人たちから。大好きな人たちが私のことをLGBTであるということも含めてもっと好きになってもらえたらとっても嬉しい、という単純な気持ちで話します。

昔は誰にも言えませんでした。きっと今はいろんな経験をして社会的にも自立して自分に自信を持ったことで話せるようになったのではないかと思います。LGBTであることが自分の人生や対人関係においてネガティブなモノにならないよう、胸を張って自分に自信がもてるように毎日しっかり仕事をしたり、友達や家族を大切にして尊敬されるような人になるようこれからも努力をしていきたいです。

Lillian Ishii

石井 莉理杏 (左)

28歳
会社員
茨城県
バイセクシュアル

#004 2015年11月撮影

私はカミングアウトということをそこまで意識して考えていません。

でも女の人と付き合っていることを伝えた人も沢山います。もちろん職場とかでも。でもそれは絶対にカミングアウトしなくちゃいけないという考えからではなくて、話しの流れで言っただけとかいう表現の方が正確かなと思います。

私は自分のセクシュアリティが何なのかよくわかっていません、男性とも付き合ったし女性とも付き合ったし、中・高生のときは好きな子は男の子から選ばなくちゃいけないという考えしか持っていなかったですが、いつの間にかそういう考え方は無くなっていました、今でも自分のタイプ、好みが先にきてそのあと性別がくるという感じです。

自分のセクシュアリティがはっきりわかっている人は一本筋が通っていてかっこいいなと思います、でも反面私みたいな人も沢山いるんじゃないかなと思います。自分が結局なんだったかわかるのは何十年も先になると思いますし私はそれでいいと思っています。でも私はこういう考え方だからこそ誰が誰とキスしようと手をつないで歩こうと一緒に暮らしていようとなんにも気にならない日本になるといいなと心から願っています。