OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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asuka taniguchi

谷口 飛鳥 (右)

37歳
映像編集
宮崎県出身
バイセクシュアル

#003 2015年10月撮影

「彼女が私を見つけてくれた」
出会ってから3年、つくづくそう思う。
彼女と出会う前、LGBTとかセクシャルマイノリティとかと無縁の生活を送ってきた。
自分のソウルメイトを求めて時間だけが過ぎて「もうどうでもいいや」と思っていたときに出会ったのが彼女だ。
一生一緒にいたいと初めて思わせてくれた大事な人。
同性だから無理なんじゃないか、ほんの少しの躊躇はあったけど、それよりも二人なら何でも乗り越えられるって思えた。

私たちは二人でも十分家族。
だけど赤ちゃんを産み育てたかったからいっぱい調べて妊活をした。
なんでこんなに苦労しなきゃいけないんだろうとくじけそうな気持ちにもなった。
そして今年の春、授かったと分かったときは本当に嬉しかった。

家族や親しい友人にはそれを機に徐々に私たちのことを話した。
最初はやっぱりとても勇気が必要だった。否定されるかもしれないという恐怖と戦わなきゃいけなかった。
けれど意外にも、眉をひそめる人は一人もいなかった。
彼女のおばあちゃんは「良かったね」って言ってくれたらしい。
自分が周りの人に嘘をつかずに生きて行くってこんなにも開放的で気持ちいいことだなんて生まれて初めて知った。
それは彼女と出会わなければ経験する事ができなかった素敵な体験。

世の中は変わってきている、そう思う。
受け止めてくれる人は必ずいる!
みんなで道を作っていこう!

もうすぐ私たちはママになる。
どんなHAPPYな未来が待っているのか、わくわくしながら新しい命と共に生きていきたい。

Michika Watanabe

渡邊 未知翔 (左)

28歳
ライター
北海道出身
バイセクシュアル

#003 2015年10月撮影

彼女に出会ってから、カミングアウトが自然とできるようになりました。
だから、私にとってのカミングアウトは彼女への愛だと思います。貫きたいものが自分の軸としてはっきりしたことで、迷いがなくなったのかもしれません。
私たちの絆が新しい命へとつながり、家族がふえる。
今は、すべてが自然に思えます。

カミングアウトは、勇気が必要なくなるまで待ってもいい。
でも、大切な友人や家族に嘘をついている気がして胸が苦しくなっている人や、自分を責めている人がいたら力になりたい。悲しくなるのは優しさで、誰も悪いわけじゃないから。
みんなの一歩が大きな力になると信じて、進んでいこう。

もうすぐ私たちはママになる。
どんなHAPPYな未来が待っているのか、わくわくしながら新しい命と共に生きていきたい。