OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Yuki Mizuno

水野 祐貴

23歳
会社員
大阪府出身
ゲイ

#003 2015年10月撮影

カミングアウトはする側にとっても、される側にとっても、大きな衝撃となります。大学生のころ、「自分が楽になりたい」という理由だけでカミングアウトをしたことがあります。そのとき、僕にカミングアウトされた人が「あなたを傷つけたくないから、もっとLGBTのことを知りたい!」と言ってくれました。僕はその言葉に衝撃を受けました。てっきり「私は受け入れるよ」「私は平気だよ」そんな言葉が出てくると思っていたからです。その子の目には確かに僕が映っていました。でも、カミングアウトをしたとき僕の目には僕しか映ってなかったように思います。その人に言われて初めて「カミングアウト」の本当の意味がわかったように思います。
今までカミングアウトをした人の中には、どっちが先に彼氏ができるか競争してくれる子がいます。「勇気をもらったから私もがんばりたい」といってくれた子がいます。いつも相談を聞いてくれる人がいます。一緒になって偏見に立ち向かってくれる人がいます。「ホモネタ」で盛り上がっているときにそっと背中をさすってくれる子がいます。僕は周りに恵まれているなといつも思います。
カミングアウトをしたいと思ったら、カミングアウトをする人をしっかりと瞳に映すように心がけています。みなさんのカミングアウトがうまくいきますように。