OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Ryo Nakagawa

中川 亮

31歳
会社員
大阪府出身
ゲイ

#003 2015年10月撮影

僕はまだ母にはカミングアウトできていない。一番大好きで近い存在な分、悲しませたくない思いがあったから。

僕が18歳くらいの時の事。
「なんで僕なんか生んだん⁉︎生まれて来たくなかった‼︎」
泣きながら母に向かってぶつけてしまった言葉。その頃自分がゲイだと自覚し始めた時で、ゲイである自分の事が大嫌いだった。

でも今は違う。そう思える様になったのは、大切なゲイの友達と出会えたから。そして、自分がゲイだと打ち明けた地元の友達、高校時代の友達も受け入れてくれたから。

皆んなに感謝。ありがとう。

オカン、あなたのその笑い声、いつも周りを明るくしてくれる。その笑い声、どうやら僕も受け継いでいるみたい。
僕が高校一年の時に父を亡くして以来、女手一つで育ててくれたオカン。苦しい時も最後に笑っていれば何とかなるって体をもって教えてくれた。

今の日本はまだLGBTにとって暮らしやすくはないけど、セクシャリティーに縛られる事なく全ての人が住みやすい社会が必ずやってくると信じて、僕は笑い続けていたい。

オカン、僕はあなたの子供として生まれてきてホントよかった。生んでくれてありがとう。