OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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rie ikeda

池田 理恵

24歳
フリーター
兵庫県出身
レズビアン

#003 2015年10月撮影

思春期に自分のセクシャリティに気づいた。同性愛に対する世間の偏見が強く、誰にも言えなかった。言ってしまったら、周りの人は離れていくかもしれない…。今までの関係が全て壊れるような気がして怖かった。孤独で不安でゴールのない暗闇にいる気がした
大学生の時、一番の友達にさえ本当の自分を隠し続けるのが辛くて勇気を振り絞ってカムアウトした 。
友人は『それで悩んでいたんだね。やっとわかったよ』とそっと受け止めてくれた
友人も隣でずっと私の葛藤を感じてくれていたみたいで、でも私が何に悩んでいるのか分からず、何もできなくて苦しかったと言ってくれた。温かくてとても嬉しかった。その時、生きていてよかった。味方がいるのはこんなにも心強いんだなぁと感じた。

私はこれからも自分が生きやすくするためにカミングアウトしていく。
でもカミングアウトが全てではないし、カミングアウトをしない場面だってある。それをすることで生きやすくなるならするという感じ。それにカミングアウトしてからの関係を築いていくのもなかなか大変だ。上手くいくことばかりでもない。実際、親とはカミングアウトしてから4年間冷戦状態が続いている。大変なこともあるけど、ありのままの自分を受け止めてくれる友人達に支えてもらって暮らしている。

カミングアウトはあなたが持っている選択肢のひとつ。
あなたが自分らしく生きやすくなりますように。そしてあなたはきっと一人じゃないよ。