Kazuya Tamari
玉利 和也
38歳 |
公務員 |
鹿児島県出身 |
ゲイ |
#003 2015年10月撮影
「カズヤがそういう事を言ってくれるのを、私、待ってた」
このコトバに、どれほどPOWERをもらったものか…。
15年前、ひた隠しにしていた自分自身を受け入れた、
ゲイとしての自分を。その時に、HOUSEに出逢い、
WAACK DANCEに出逢った。
冒頭の一言は、俺のDANCEの師匠Yascoさんから頂いた。
人生2回目のカムアウト。
「Yascoさん、俺、ゲイなんです。」
「私、それ知ってた。(笑)実は、頼まれたんよね。
『Yascoちゃん、最近カズヤってヤツきてるやろ?アイツ、
ゲイやねん。でもな、アイツはWAACK DANCEの
ルーツであるゲイというものを持っている。アイツを
育てば、本物になるからアイツを磨いてやってくれ』」
「って。私は、
『わかりました、預かりものですから磨き上げますわ』」
そして、冒頭の一文…。
ほんまに、うれしかった…。
一人でも真剣におれと向き合ってくれる人が
いてくれたとは…。
心の支えになり、15年後の現在。今でもダンスを
続けることに。そこから、たくさんPOWERを頂き、
今では、同級生や仕事の同僚、上司にもカムアウト
できるようになり信頼関係を築けるところまでに
至った。あの時、一人でも受け入れてくれた経験が、
今の生活につながった。
これからカムアウトの事を考えているみなさまへ。
私は、カムアウトを推奨し、ぜひやってください…とは
強く言えません。
人生を豊かにできる手法の一つだと考えます。
心からこの人に言いたいと思ったところから、
人生が変わると考えます。
みなさまの人生がステキなものになりますように…。