maiko tosaki
十咲 舞子
33歳 |
モデル |
大阪府出身 |
パンセクシャル |
#003 2015年10月撮影
日本を離れてサンフランシスコで暮らしていた彼女と初めて会ったとき、「本当の自分を知っている人は日本には居ないね。」と言っていました。
(家庭の事情で帰国した彼女と私は、日本で出会いました。既に30代でした。)
「そっか~じゃあ、私が日本で初めて話せた友達だね♪」と笑顔で返しました。この時は友愛でしたが、純粋に嬉しかったからです。
彼女と交際をスタートして1年ほど経ったある日、有志弁護団のLGBT支援法律家ネットワークさんが、“性別は関係なく結婚を選択出来る世の中になって欲しい!“という皆の夢を実現させる為に署名と同時に当事者の申立を募集していることを知り、所属事務所の許可を得て申立人に立候補することにしました。
私自身は昔から結婚願望は薄い方なのですが、日本にも婚姻を望むLGBTsカップルが多く存在していることは知っていたからです。
(この時に、社長とモデル仲間全員にカミングアウトしました。以来、後から入所してくる新人の方にもオープンにしていますが、全員アライとして理解を示してくれています。)
今でも彼女は“日本は生き辛い国だ“と言っていますが、私が周囲にカミングアウトをすることで、ありのままの彼女で在れる場所を少しづつ広げて行っている所です。街でも仲良く手を繋いで歩いたり、知人や常連の飲食店などでは、普通に彼女と紹介したりしています。
(ありがたいことに、皆暖かく受け入れてくれます。お陰で何処へ行っても、普通にカップルとして過ごすことが出来ています。)
最近は彼女も、話したい人には自分から話す様になりました。良い変化だと感じています♪
ありのままの私とありのままの彼女。二人で過ごす日々はとても穏やかです。
LGBTsに限らず、皆、人には言わないだけでそれぞれ何かを抱えながら生きていて、誰も他人事じゃない。そういう認識を持ってるか否かで、発言も行動パターンも全然違ってくるんじゃないかなと思います。
1人1人が視野を広げて周囲に配慮することが出来たら、皆にとって、もっと暮らしやすい世の中になるのではないでしょうか?
その上で届けたいメッセージは、希望を持って歩むことの素晴らしさ。1人1人が現状を変えて行ける当事者であるということ。
皆さんの幸せを心から願っています!
LOVE&PEACE❤︎