自分は昨年まで、「カミングアウト」をしてこなかった様に思う。

仕事的に温浴施設でマッサージをして生計を立てていましたし、そこの温浴施設は脱衣所で仕事をしなければいけませんでした。

もちろん、クレームもフロントにたくさん寄せられていました。

「女子の脱衣所で男性がマッサージしている」と。

毎日が窮屈でしかたなかった。自分に嘘を付いて働くという事に限界が来て

退職しました。

その時「自分らしく生きれないのは地獄」と心から実感しました。

でも、お客様の手前すぐにカミングアウト出来ませんでした。（その施設がお客様から訴えられたりしたら･･･）

新しく出会う人達は、完全に男だと思って付き合いしてくれたので、そこでもあえてカミングアウトはしていませんでした。

でも、仕事の面接などではきちんとカミングアウトしていました。

今年の５月に「LGBTと愉快な仲間たち」を立ち上げ、それからはみんなに

「カミングアウト」するようになりました。

面白い事に、私はFTMなのにMTFだと思っていた人が結構いたのです。

でも、みんなが理解しようと拙い講演会にきてくれたり、色々な事を聞きにきてくれたりします。

和歌山という土地柄まだまだ地道な活動をしていかなければいかないと思います。

でも当事者がアクションを起していかないと、何も変わらない。

自分達も、カミングアウトをしやすい環境になるように頑張って活動していくので、当事者も少し勇気をだしてください。

理解してくれる人、応援してくれる人も沢山いますよ。