OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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nozomi hiraoka

平岡 希望 (右)

28歳
歯科衛生士
京都府出身
パンセクシュアル

#003 2015年10月撮影

私はFTMの人と付き合うのは今の彼が初めてだったので、家族に話すのはすごく緊張しました。
もしかしたら反対されるかもしれない、と不安もありましたが、家族にうちあけると母が「家族みんな、あんたが幸せなら全力で応援するよ。」と言ってくれました。嬉しくて涙が止まりませんでした。
それから家族の支えもあり、私たちは結婚することになりました。

みんなに理解してもらうのは、なかなか難しいことだと思います。でも私の家族のように、理解して応援してくれる人も絶対にいます!
カミングアウトはすごく勇気がいることだけど、私は家族に言えて心からよかったと思っています。
FTMの人やゲイの人、いろんな人がいますがありのままの自分でいる人たちはかっこいいし、
とても魅力的です。
私は、生まれ変わってもまた今の彼と一緒にいたいと思っています。
これからカミングアウトしようと思っているあなたも、勇気をだしていつかありのままの自分で過ごせるといいですね。応援しています。

akira ookubo

大久保 暁 (左)

34歳
営業
高知県出身
FTM

#003 2015年10月撮影

母にカミングアウトをしたのは28歳、2010年3月。田舎から帰ってくる車の中でした。
最初は何のことだか分らなかったことでしょう。受け入れるのには時間がかかったと思います。
その後母から父へ話してもらい、2人して泣いたそうです。一緒に病院へ行ったり、話し合いを続けました。
ちょうどそんなとき、小学校時代の友人の男の子が、女の子になったという話を聞いたようで、
そのタイミングも運命だったのかな…誰にも話すことの出来なかった母が、ようやく心の内を話せる人が出来ました。
僕に相談する人がいたように、両親にも相談できる人が必要でした。

カミングアウトは勇気がいります。焦らず、落ち着いて、少しずつ、長い時間をかけて理解してもらったらいいのではないでしょうか。
最後はあなた自身が、あなた自身のタイミングで話すことが出来たらいいですね。