OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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shoichi yamaguchi

山口 颯一

25歳
自営業
三重県出身
FTM

#003 2015年10月撮影

「女のくせに生意気や!」
幼少期、男として女の子を守ろうとした時に言われた言葉。
その言葉になぜか胸が苦しくなったのが始まり。

”自分が男という自覚はおかしいのかな..”
周りばかりを気にし、
”自分みたいなのは世界に1人しかいないんだ。”
自分で自分を異常者だと思い疲れ果て、
”カミングアウトなんてしたら周りから避けられる。”
何度も死ぬことを考え。

小学6年生の時。
いざ飛び降り自殺をしようとした時同級生に見つかり
「あんた何しとんの?」
嘘 がつけず性別のことに関してのカミングアウトはしなかったが
自殺することを考えていたことをカミングアウト。
「別に好きにしたらいいよ。ただし、
周りの人があんたのことどれだけ好きか知ってる?よく考え。」
このカミングアウトがキッカケで”自分”を知ることが出来た。

高校生の時、信頼できる友達に
男であること(FTM)をカミングアウト。
「それってなんか悪いことなん?」
そのあと保健室の先生にカミングアウト。
「よく頑張って生きてきたね。生きててくれててありがとう。」
親はすんなり受け入れてはもらえなかったが、
「気づいてあげれんくてごめんな。幸せになるんやぞ。」

僕は卒業式の日、
100人以上の同級生にカミングアウトができる”勇気”を持てました。

自分のオリジナルストーリーは自分にしか作れない。
ここにいる皆さんのカミングアウト(オリジナルストーリー)を
是非見てください。
「 ひとりじゃない。 あなたがあなたである為に。」