私にとって、自分が性別違和であることを打ち明けるなんてありえなかった。

自分はおかしいと思っていた。

一生誰にも言わずに隠して生きることが

誰にも迷惑かけない、自分にとっても最善の方法だと思ってた。

だから、21年間、誰にも自分のセクシャリティについて打ち明けずに生きてきた。

でも、打ち明けてみたら、

自分の予想を超えた温かい世界が待っていた。

「こんな自分でも受け入れてくれる人がいるんだ！」

「自分は、自分でいいんだ！」

と初めて触れる温かさに心が震えた。

何より自分と人を信じること、

好きになること、

繋がることが

こんなにも幸せだということ、

それを教えてくれた。

このカミングアウトがなければ、

今も誰にも言えない、偽りの自分を責め続けけていたかもしれない。

カミングアウトは、本当に勇気がいる。

恐怖との戦いだ。

でもそれをした時

どれだけ離れていく人がいようと

今のあなたが、ありのままで素敵だ！

と教えてくれる、自分にとって本当に大切な人が必ず現れる。

大丈夫！

あなたは一人じゃない！

今どんな状態でも、今のあなたがいるのは、

これから先、あなたにしか生きられない貴重な経験ができるから。

苦しいのはその壁にぶつかって、試されているだけなんだ。

乗り越えたら幸せな自分がきっと待っているにちがいない！

そんな自分をどこまでも信じ抜いていこう！