OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

Mami Jyonishi

上西 真美 (左)

38歳
会社員
大阪府出身
レズビアン

#007 2016年2月撮影

「カミングアウト」その言葉は、当事者にとって重たい言葉。

私は、この撮影に参加するにあたって、本当に悩みました。

実は今でも、参加して良かったのかと思う時があります。

それは、大切な人へのカミングアウトで拒絶された事により、

嘘を重ねて生きてきてしまった自分の弱さからだと思います。

けれど、私は私であって、パートナーと子供を授かった今、

これからは、正直に堂々と生きて行きたいと思います。

今回は、その第一歩となりました。そして、私達のような

家族が、色んな家族がいる事を知って欲しいと思います。

カミングアウトは、いい事ばかりじゃないし、それが全てでは

ないけれど、当事者が手を挙げる事によって、身近に私達

のような人がいるんだって事が広がれば、日本も変わっていく

と思います。差別や偏見のない、ありのままの自分で生きて

いける日本になる事を心から願います。

Saeko Masuda

増田 早恵子 (右)

42歳
会社員
兵庫県出身
レズビアン

#007 2016年2月撮影

初めてのカミングアウトの相手は両親。

彼女と出会った事がきっかけでした。

当時両親がどこまで理解してくれたのか、受け入れてくれたのかは分かりませんが、私の中にはもう隠さなくていいんだ、嘘つかなくていいんだと安堵感が生まれました。

それから姉弟、友人へと範囲は広がりましたが、今までのカミングアウトは自分の周りのごく身近な人ばかり。

これからは子供のライフイベントの度に、親しくない人にもカミングアウトしていかなければいけないかもしれません。

私にとってカミングアウトは自分と向き合い自分らしくいられる場所を増やしていく作業。

それが誰かの勇気になり、これからの子供たちの生きやすい未来に繋がることを願ってます。