OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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MATT FRASER

マット フレーザー (左)

44歳
外交官
カナダ出身
ゲイ

#007 2016年2月撮影

私の考えは「自分に正直になる」ということ。周りに一つ嘘をつくと、その嘘を守る為にまた一つ嘘を重ねる。それを繰り返してなんの意味があるの?それが本当のあなた?カミングアウトしても周りの友達や家族はきっとあなたを受け入れます。

世の中にはホモフォビアがいることは事実としてあるけど、少数です。

私の国ではLGBTの権利がきちんと認められています。また、差別的な言動は罰せられます。彼らは正しい情報を知らないかもしれません。だったらあなたが説明するべきです。僕たちはあなた達を応援します。まずは僕たちのカミングアウトを見てください。

そして自分を信じてください。あなたの友達や家族を信じてください。

Takayuki Akiyama

秋山 敬征 (右)

32歳
看護師
愛知県出身
ゲイ

#007 2016年2月撮影

僕にとってのカミングアウト…それは「自己紹介」のひとつ。そんな風に考えられる様になったのはここ数年の事。

それまでは、できる限り自分のセクシュアリティは隠して、周りには「普通」と思わせなくちゃって考えた。下世話な質問に耐えながらね。

でもそんな生活にも少しずつほころびが出てきて、自分が自分に疲れてるのがよくわかる。外向きの自分と本当の自分との間に解離が生じてるんだと思った。

そんな時に出会ったのが、今のパートナー。彼はゲイとして堂々と生きていて、周りの仲間も何も気にせず彼を受け入れている。

去年の夏、彼の妹家族に会った。姪っ子がいて、4歳の少女は彼に尋ねた。「おじさんは誰と一緒に住んでるの?」彼は「この人(僕)と一緒に住んでるよ。君がお父さんやお母さんと一緒に住んでいるようにね。」僕はどういう風に説明するのなと思ってたんだけど、シンプルだけどとても納得してしまったんだよね。こういう人がもっと増えたらLGBTももっと生きやすくなるんじゃないかとも思った。それから僕の気持ちも前向きになって、近しい職場のスタッフや旧友にカミングアウトできるようになった。周りの反応はいたって普通。以前より関係がよくなったとも感じる。これからは、ゲイである事を自分の血液型や趣味と同じレベルで伝えていけたらと思っています。そして、このメッセージがあなたの後押しになると嬉しく思います。