「うちの息子、こんな仕事しとるみたいなんだわ」
母が御近所さんや知り合いにドラァグクイーンとしての自分の仕事を自慢してました。
自分は中学から男性と付き合っていましたが、母にカミングアウトをかしこまってしたことはありませんでした。
女装でパフォーマンスするドラァグクイーンをすることも、始めは
「なんであんな派手なメイクするの、もっと薄いほうが可愛いのに。」
なんて、言われたものです。
そこから徐々にメディアに出させてもらったり、多くの先輩方がオネエタレントとして世間に浸透していくことで息子の現状も理解してもらえたみたいでした。
自分一人では何も変わりません。
周りに頼れそうな人や事があれば大いに活用して、自分の生きやすい道を作っていっちゃいましょ！
そして、自分は何なのか。芯をもって周りと接していれば必ず取り巻く環境は変わります。

ドラァグクイーンとして、ゲイとしての自分を否定もせず自慢までしちゃう、そんな母はアタシの自慢です。

「アタシ、今すっごい幸せだよ！！」
これからも恥じないような強い生き方を貫き通すから、天国から温かく見守っててね！

ライラ