「本当に申し訳ないけど、(あなたがトランスジェンダーであることが)受け入れられない。ごめんね。」と母が涙ながらに話をした時、初めて辛いのは自分だけじゃないことに気が付きました。

私は自分らしい髪型や服装をするたび、

母から「気持ち悪い」「変だ」「おかしい」など言われ、否定され続けてきました。

なぜ、受けとめてもらえないのか悩み苦しんだ時期もありました。

しかし、母には母の価値観があります。

そしてそれは、長い歴史背景と社会環境や生育環境、さまざまな要因のもとつくりあげられたものです。

母にとって、私がトランスジェンダーであることは、とても辛いことなのです。

私は私らしく生きていきたいです。

そして、母にも幸せに生きてもらいたいです。

そのための第一歩として、私はカミングアウトし、

社会を変えようと思います。