僕はゲイです。

生まれて21年

小さな時から物心ついたときから

最初の違和感を覚えたのは

小学校の入学式です。

今でもよく覚えています。

男の子とは膝を開いて手をグーに

女の子は膝を揃えて両手をまとめて。

僕は自然に内股で膝を閉じて

手をまとめて。。。

そしたら先生に男の子は男らしく

女の子は女の子らしく。

らしくってなに？って思いました。

それから学年があがり

ひどいいじめを受けて

精神的にもおかしくなり

中学になっても

自分を呪いました。

自分を見失い

人前に出るのもいやで

伏し目がちになっていました。

女性になりたいとも思いました。

高校に入り、一度リセットをして

男性としてゲイとゆうことは

もう隠して生きていこうと決めていたとき、

女の子が多かったのもあり

自然にまわりと女の子の友達が

できました。

そのときに気づく子もいる中

チャラいチャラいと言われて

陰で女たらしと言われるのが

めんどくさくなり

ゲイなんで女の子には

性的興味がないことを伝えたら

すごく生活しやすくなりました。

そのときに親にもカミングアウトをしました。理解する努力をしてくれて今では普通にいろんな話をすることができます。

カミングアウトをすると

時間がかかる場合もありますが

周りの人は理解を示してくれることが今ではほとんどです。

自分は幸いにも

祖父母が理解ある人たちで

LGBTの方の話を聞かされていました。そもそもカテゴライズするのがおかしいと。

家族には兄弟、母、祖母には

話してあり、男性陣には暗黙の了解と言う感じですが、

男性陣がいうのは

男とか女とか関係なくて

人としてどう生きていくか？

と皆、口を揃えて言います。

職場も自分の物腰の柔らかいキャラクターを生かせるジェンダーレスなところがいいと思い、飲食、アパレルなどの接客業を経て

今はアパレルスタッフとして

働いています。

カミングアウトをあらかじめ

自己紹介に添えてすると

周りの方も自分も

より人として付き合いやすくなると僕は思います。

自分らしくいること

それは自分を認めること。

すなわち

カミングアウトとは

自分と向き合うことだと思います。

人ゴミを歩いていて

仕事中やプライベートで

ふとした拍子に

やはり視線や注目を浴びることが

ありストレスに感じることも多々ありますが

逆にその影響で

いい緊張感を得るので

僕はネガティヴな性格だったのに

ポジティブに考えるように

なりました(笑)

自分と向き合い自分を受け入れ

キチンと構えていれば

周りも受け入れてくれます。

日々毎日に感謝して

周りのおかげで自分はあるんだと

本当に思います。

人間は一人一人違います。

性格、容姿、価値観などが

違うように

セクシャリティも様々です。

自分らしくいることが

カミングアウトなのかなと

僕は思います。

日本も少しずつ生きやすくなってきたなぁとこの10年の間に思います。

カミングアウトをする人が増えれば自ずと周りもそれが当たり前になり

カミングアウトとゆう言葉がなくなると思います。

そのためにはメディアの方にも

間違った情報ではなく

正しい情報を伝えて頂きたいと思いますし、

教育の現場でも

様々な方法がありますが、

正しい情報を伝えることが必要だと思います。

胸を張って生きるとかではなく

毎日を普通に生活できることが

一番の幸せだと思います。

今悩んでらっしゃる方も

いると思います。

その方たちに伝えたいのは

待っていても何も変わりません。

今の状況を変えたいのなら

まずは自分の意識から

行動から

言動、立ち居振る舞いが

変えていくのが先決だと思います。

時代は変われど

自分の生きる場所は

自分で造っていくものだと思います。

LGBTのセクシャルマイノリティの方だけではなく

全ての人間の方に

少しでも生きやすい世の中に

なればいいと思います。

願うだけでは変わりません。

行動しましょう。意識を変えましょう。僕はそう思います。

今回はこのような機会を得て

改めて自分を愛することができました。

ありがとうございました。