OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Rio Ikegami

池上 莉央

22歳
大学生
愛知県出身
レズビアン

#007 2016年2月撮影

私にとってカミングアウトとは、

“自己啓発”

だと思います。

日本はまだまだ同性愛への理解がまだ浅い中、

「男は女を好きになる、女は男を好きになる」。

日本人はそんな決められたレール(固定概念)に従わなければいけないと思ってしまう人種のため、本当の自分が分からなくなります。

私が女の子に初恋をしたのは小学1年生でした。

でもその当時の大人に

「女の子が女の子を好きになることは間違ってるんだよ」

と言われました。私は疑問に思いながらも、幼いながらそれを素直に受け入れました。

その後はストレートとして生きていました。

「でもやっぱり女の子が好き。目で追っちゃう。でもストレートとして生きていけたから私はビアンじゃないのかな…」

決められたレール(固定概念)のせいで自分が分からなくなってしまいました。

そんな迷いを大学3年生まで引きずりましたが、女性とお付き合いするきっかけもあり、もう開き直って友人にカミングアウトをしたら、

「もっと早く言えば良かったのに~!」って。

心がスッと軽くなったんです。

何か抜けていくような感覚でした。

もちろん、理解してくれずにそのまま絶縁した人もいました。

でもその人のことなんかより、カミングアウトできたことが嬉しくて。

それからは自分らしく生きていけるようになり、今では親も理解してくれています。

“迷ったら口に出してみる。”

これ以外に使えると思います!

私たちは私たち。堂々としてればいいんです!