Takeshi Ichikawa
市川 武史
33歳 |
経営者 |
愛知県出身 |
ゲイ |
#007 2016年2月撮影
僕は高校生の時にゲイという事に気づきました。
「好きな女性芸能人は?」という同級生の会話についていくことが出来ず、自分は周りとは違うのではないかと感じ始めました。
そして、「男性同士がキスをしているシーンを笑いの対象にする番組」が学校で話題になり、友達や先生が「キモイ」と言っているのを聞いて、「自分は異常なんだ」「絶対に周りには言えない」「生きていたらいけないんだ」と自分の存在を否定し続ける高校生活でした。
こっそりインターネットに接続しているパソコンから「同性 恋愛 異常」というキーワードで検索をしたところ、あるホームページにたどり着き、そこには、「あなた一人ではありません」と書かれて、すごくほっとしました。
そして、すごくドキドキしながら、初めてカミングアウトをした友人からは「自分らしく生きていけばいいと思うよ」と声をかけてもらい、すごく嬉しかったです。
それからすごく生きることが楽しくなり、多くの人にカミングアウトをして、すごく温かい関係を築けています。
自分らしく生きるってすごく楽しいし、素晴らしいことだと思います。
「カミングアウト」という言葉を使うことがなくなるくらい、色んな人が当たり前のように暮らせる温かい社会をみんなでつくっていきたいですね。
もし、昔の自分のように悩んでいる人がいれば「あなた一人ではないし、心配しなくても大丈夫だよ」と伝えたいです。