OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Yusaku Kato

加藤 勇作

27歳
会社員
愛知県出身
ゲイ

#007 2016年2月撮影

僕の初めてのカミングアウトは高校一年の終わり、同じ部活で仲の良い女の子の友達二人でした。仕草や雰囲気が女の子っぽいということから、今で言う「いじる」対象になっていた僕は「ホモ」「オカマ」とクラスメイトから呼ばれていて、自分から学校の人たちには距離を置いてる状態でした。しかし、ある時そんな状態に耐えられなくなり、この二人にカミングアウトして、もしダメだったら高校生活はもう諦めよう!と半分諦めて終わらせるつもりで、「自分は男なんだけど男が好きなんだ」と伝えました。そしたら友達は「え?知ってたよ?」と、今更?!みたいな返事で、僕も気が抜けてしまい、特に拒絶することもなく、受け入れてくれました。でも後から気付きましたがその反応は友達二人の優しさだったんだなと。それ以来少しずつ、信頼おける友達にはカミングアウトしていき、家族では母親にもしています。職場の人間にもオープンリーゲイとして接しています。

僕は初めてカミングアウトしたとき、すごくすっきりして心のモヤモヤが一気に晴れた!そんな気分でした!もちろん全てのカミングアウトがうまくいったかと言われたら嘘になりますが、例えばある人に拒絶されても気にはしません。僕には他にたくさん受け入れてくれた人たちがいるので。

そういう意味では僕は「人」に恵まれています。高校一年のときに僕をいぢっていたクラスメイトとも、それ以来仲良くなりました!

僕にとってカミングアウトは今では簡単なことになっています。自分をアピールする手段にもなっています。

しかしまだまだ、カミングアウト自体、考えられないと言う人もいます。絶対にしなくてはいけないとは思いません。でも、この先セクシュアルマイノリティとして生まれた人が「自分」を伝えるときに「自分」を除外しなくてもいい、そんな世界になったらなと願っています!