OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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AYAKA NISHIMURA

西村 彩加

23歳
会社員
広島県出身
バイセクシュアル

#017 2019年4月撮影

人それぞれに幸せの感じ方があるように、人それぞれに性のとらえ方は違うと考えています。

だからこそ誰がどんな人に惹かれても、それは他の人に「間違っている」と言われる筋合いはありません。

私は女性に惹かれる時も、男性に惹かれる時もあります。

その感性を持って生まれて、悩んだ時期もありました。人と同じように恋ができないことや、その話ができないこと。一人で考える時間はとても孤独です。「きっとストレートに戻れるはず」と無理に異性を好きになろうとしたこともありました。けれど自分が一番心地よい姿であることが、後ろめたくない生き方を歩めると気づき、自分の選択を狭めるのはやめました。

そうして自分はバイセクシャルだと認めることはできたけれど、一番大切な家族には一切カミングアウトできていません。

私がバイセクシャルであることが、家族にとっての不幸ではないのかと孤独に考える日々です。

でも私と同じように悩む人たちもきっといると思うと、一人ぼっちで生きているわけではないんだなと心が軽くなります。

私をいつも心配し、支えてくれる家族にいつか、「いろんな人を好きになることのできる私を産んでくれてありがとう」と胸を張って言える日が来るといいなと思っています。