OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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KOKORO

ココロ

24歳
アイドル
茨城県出身
MTF

#017 2019年4月撮影

初めて自分の性別に違和感を感じたのは幼稚園の時でした。
トイレしている時に、私は女の子なのに男の子にしかないものがついてるー!変なのー!と思っていました。けれど、そういえば私って男の子用のトイレだし、着ている服、髪型、全て男の子だ!って気が付いたんです。でも私は女の子!そう思って、女の子の服がほしい、女の子のおもちゃがほしいって、親に言いました。だけどお父さんはいい顔をしませんでした。幼馴染にもらったお気に入りのくまのワッペンの付いたスカートを家で着ていると、「男の子がスカートなんてダメだ!今すぐ脱いで捨てろ!」と言われ、捨てられてしまったのです。それからスカートは着させてもらえなかった。自分の中でも女の子の格好をする事はいけない事なんだってその時に思いました。

転機がきたのは、中学生の時です。
中学で同じクラスの女の子と遊ぶ事になった時(当時から友達は女の子ばかりだった)その友達から、「遊ぶ時何着る?スカート着ないの?着たらいいのに」その言葉で何かが吹っ切れました。
学校帰りにお母さんにスカートが欲しいと言って一緒に買い物に。(お母さんは何も言わずに買ってくれました)
これが私にとってのカミングアウトだったのだと思います。私は言葉で「自分は女の子になりたい」ってカミングアウトした事はありません。けれど周りは自然と理解してくれていました。

これからカミングアウトする方
カミングアウトするか悩んでいる方へ

必ずしもカミングアウトは言葉にしなくちゃいけないわけじゃない。
態度で示すでもいい。見た目で示すでもいい。文字にするのでもいい。
なんだっていい。別に何もしなくてもいい。
人生の残りの時間本当の自分でいれる時間は多い方がいい。
好きに生きろ!
と言いたいです。ありがとうございました。