僕がゲイだと自覚したのは高校二年生の頃、同級生に初恋を抱いたからです。その頃は周りに相談できるような友人もいなかったので、一人で悩み、どこにもぶつけられない不安が募りました。
結局気持ちも使えることもできず、精神的にも不安定にもなっていましたが、高校三年の時にとても仲良くなった女友達に、こいつなら信用できると思い、
「実は同級生(男の子)が好きなんだ。。」と意を決して伝えました。どういう反応が返ってくるか不安で不安で仕方なかったですが、意外にもすんなり、「PAGくんが好きな人だったら、男も女も関係ないんじゃない？」と背中を押してくれるようなことを言ってもらえました。

それがきっかけで、他の友達にもカミングアウトできるようになり、みんなも、「PAGはPAGなんだから、今までと何も変わらないよ。むしろ教えてくれてありがとう」と受入れてもらえることができました。今でも年末に地元に帰った時は高校時代と変わりなく、みんなでワイワイ楽しくやってます。

まだまだ社会全体には同性愛が普通ではないと思われてしまう風潮があると思いますが、過去に比べるとメディアで取り上げて頂ける機会も多く、少しずつ何かが変化してきていると思います。昔の僕のように悩んでいる人がもしいるとしたら、身近な信頼できる人に相談してみるのが一歩目だと思います。その勇気が日本全体に広まり、いつしか同性愛も異性愛も差別のない、普遍的な愛として受入れてもらえる社会になればと願います。