OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Takuya Nishida

西田 卓也 (右)

48歳
(株)DEICA JAPAN 代表
大阪府出身
ゲイ

#001 2015年3月撮影

私は去年、同性の結婚式を挙げ、メディアて紹介されました。そして、SNSを通じて沢山の方からメールをいただきました。
その中で多かったのは「結婚式のビデオをみてとても感動しました。でも自分の周りの環境だと何も出来ません」と。
私がそういったメールに返信をするとき、それぞれの環境があるから無理はしないで自分が出来ることを少しずつやってくださいと。
その小さな事を一人一人が少しずつ始めればきっと大きなものになると私は信じています。

実際、渋谷区の条例は世界で見ればほんと小さな町の出来事、ましてや私たちの結婚式なんてもっと小さな出来事、でもそんな小さな出来事がSNSを通じて国連(UNAIDS)の方に伝わり今回、国連(UNAIDS)のホームページやツイッターで私達の結婚式を
世界に紹介していただきました。
私は結婚式を機に両親にカミングアウトすることになりました。両親はまだ全部を理解してる訳ではありません。
でも国連(UNAIDS)の方がご両親の方に是非お伝えくださいと、私たちもサポートしてますと。
その言葉を聞いた時、結婚式をメディアに配信して本当に良かったと。やはりメディアに出るとどうなるか本当に怖かったですから。

私が20代の頃(20年前)は親にカミングアウトする事も、ましてや結婚式を挙げる事なんて考えもしなかった。。
でも今、日本の社会も少しずつ変わろうとしている。無理せずゆっくりみんなで自分の出来る小さな事から始めましょう。

Seiya Hishinuma

菱沼 聖哉 (左)

22歳
大学生
福島県出身
ゲイ

#001 2015年3月撮影

実家も大学でもバイト先でもカミングアウト済み。

大切な家族・友人の前で、本来の自分を偽ったり隠し続けるのは辛いことだと思う。

身近な大切な人たちは、「ゲイ」であることよりも、その人自身を見ているような気がする。

「カミングアウト」って物凄くプレッシャーを感じるかもしれないけど、自分にとっては、気楽な話の流れで、「実は……」→「だと思ったー!笑」みたいな感じのコミュニケーションかな。