OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Rika Arita

有田 理香 (右)

39歳
会社員
大分県出身
レズビアン

#001 2015年3月撮影

同級生のことが好きだった10代のころ。
彼女を好きなことは、友だちの誰にも相談できないと思っていた。
女性である自分が女性を好きになることはよくないことなんだ、だからあきらめるしかないんだ、と。
自分が将来どんなふうに生きているのか、誰かといっしょに生きているのか、まったく想像できなかった。

20代もなかばを過ぎて、女性のことが好きな自分に、ようやく正面から向かい合うことができた。
自分だけじゃないことを知って、友だちができて、私はこれでいいんだと思うことができた。
そして26歳のときに初めて母に、このことを伝えなくちゃ、と思った。

母はおだやかに、でも率直に、その事実をどう受けとめてよいかわからないから少し時間がほしい、と応えてくれた。

それから10年以上が経ち、いまは私もパートナーもおたがいの実家に遊びにいったり、両親といっしょに旅行をしたりと、家族みんなで楽しい時間を共有できるようになった。

昨年の夏には子どもも生まれ、私とパートナーとベビーの3人での生活がスタート。友だちや家族みんな、私たちのもとに来てくれた新しい命に大喜び!

10代のときには、将来の自分がまったく想像できなかったけれど。
女性と生きていくと決めた20代のときには、そのせいでいろんなことをあきらめなきゃいけないんだろうな、とぼんやり思っていたけれど。
30代になってみたら、そんな自分に家族ができていた。

少しずつ、ゆっくり、でも確実に、世界は変わってきている。
私たちをとりまく社会は少しずつ、いろんな個性や、生き方や、家族のあり方があるんだってことに気づきはじめている。

数年後の自分がまったく想像できなくても。
友だちや家族に見放されちゃうんじゃないかと感じるときがあっても。

自分は自分のままでいいんだってこと。自分らしく胸をはって生きていていいんだってこと。あなた自身があなたの最高のサポーターになって、自分はここにいるんだってこと、小さくてもいいから声をあげていこう。

Sara Partch-Smith

サラ パーチ スミス (左)

37歳
アーティスト
アメリカ サンフランシスコ出身
レズビアン

#001 2015年3月撮影

Being true to yourself can open the hearts and minds of those around you. Im lucky to have been raised in a very open and caring environment where this was encouraged.

And being an American now have the same rights as my family members to live my life as my true self.

Having been in Japan over the last 10 years, I have seen how the LGBT community here has been working so hard to gain equality, and because of this, I believe that equal rights will be happening soon in this country.