小さい頃から、性別に関係なく私の「好き」を可能な限り応援してくれた両親には感謝している。
だが他人はそうは思ってくれない。
容姿や、服装等など私の「好き」が間違っていると・・・
10代の頃は周りの環境もあり、色々な違和感に苦しんだ。
誰かに私が何物なのかなんて相談を持ちかける事も出来なかった。
私は自分が何者か、何故苦しむ必要があるのか分からなかった。
社会人になり、インターネットで境遇の似た人達と出会い、少しずつ相談が出来る様になったのを覚えている。
ただし同僚や友人に打ち明けるには、相当な観察と根回しをした。
やはり超えなければならない気持ちの壁は高かった。
打ち明けた事により離れた人もいた。
だけれど今は理解のある友人にも恵まれ、違和感と戦う場面も減ったように思える。

最後に私がこれからに望むのは、ある属性と区別される状態から、関係ないと思っている人の日常になる事。
貴方の友人が、貴女の友人が話せずにいるのかもですよ。
すぐに理解するのは難しくても、時間がかかっても構わないです。
どうか短絡的思考に陥らないでくれたら幸です。