AKANE MORITA
森田 茜 (左)
23歳 |
ペンキ屋 |
千葉県出身 |
レズビアン |
#009 2016年4月撮影
私にとってカミングアウトは自然体。
産まれて初めて好きになった人も、
今のパートナーも女性である私にとって
セクシャルは自分の中で全く悩みや違和感もなく自然なものです。
10代の頃は母と衝突した事も多々あり、自立して家を飛び出せないもどかしい気持ちで日々を過ごしました。
20代の今、母は私を受け入れパートナーの事も理解してくれています。
当時の事はまだ笑い話には出来ないけれど、不可能だと思い込んだ和解ができた事で自分の自信に繋がり今となっては良い思い出です。
現在のパートナーと出会い
その影響で人として成長を感じてます。
私は身なりが全般的に男性なので
自認が女性なのに様々な場面で変に気を使う所がありました。
そんな私を彼女は、女なんだからもっと堂々としなさい!と一喝しました。
彼女は私の見た目も中身も受け入れてくれてるのに、自身がうまく受け入れてなかった事に気づきました。
それからは以前よりもっと自然体に生きています。
誰かに自分をカミングアウトする事は
相手により凄く怖いことであり、勇気あることだと思います。
受け入れには百人百通りの意見があると思います。
それはどんなカミングアウトにも言えることです。
なので、どんな結果になっても諦めず自分の生き方を皆さんに全うしてほしいです。
どんな形であっても私は応援しています。
次に、また次にどんどん繋がっていきますように!!
AOI ASAKAWA
浅川 葵 (右)
22歳 |
特殊メイク学生 |
栃木県出身 |
レズビアン |
#009 2016年4月撮影
まだ小学生だった私は、自分みたいな人がこの世にいるなんて想像もつかなかった。
私は好きになる人の性別は特に重要な項目ではなく、人間性を第一に見ていた。純男・FTM・女の子など様々なセクシャルで、それが私の普通だった。
でも周りを見てみればそんな人はいないので、とりあえず男子が好きっていうキャラ設定をしていた。
中学高校で少しずつ自分らしさを出していった。高校では親に自分がセクシャルマイノリティだと初めて話した。最初は全く受け入れてもらえなかった。でも、何度も話していくうちについには親に認めてもらえるようになった。
それからは本当に私らしく生きていく事にプライドを持つようになっていった。
私はただ生きてる人間で、そのオプションが周りと少し違っただけ、大事なのは性的指向じゃなくて人柄なんだと考えるようになり、考えが変わると人も意外と離れなかった。
でも、マイノリティというだけで離れる人もいたし、見下す人もいた。それでも今こうして自分が自分でいられるのは支えてくれる人がいるから。
自分は可哀想とかネガティブになる時もあると思う。
でも、今生きてる自分というキャラ設定の根本は変えられない。
だったらそれを受け止めて開き直って今生きてるこの戻らない時間を精一杯生きる事が、自分や他人に認められる事に繋がると思う。
そして、人を好きになれる人は、その気持ちを大事にしてほしい。今はまだ日本では異性愛以外は認められないけど
愛する事ができる素晴らしさは平等に与えられてるものだと思うから、それを日本が認めるまでは叩かれても頑張って守ってほしい。
全ての人が自分らしく生きていける世の中になるように
先ずは自分が行動に移してみる事が大事。
私にとってカミングアウトはいつだって”踏んでも爆発しないかもしれない地雷”だった。
だからこそ次はいつ爆発するのか、自分を拒絶されるのか分からないから怖かった。
でも、LGBTっていう1つの個性を持った自分を受け入れてブレない軸を持てば・支えてくれる人がいれば、大した事なかった。
やらない後悔よりやった後悔。
愛は勝つ。
もう少し踏ん張ろう。
大丈夫。