OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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YUI KOBAYASHI

小林 ゆい (左)

29歳
会社員
栃木県出身
バイセクシュアル

#009 2016年4月撮影

私は両親、姉妹、友人に、パートナーである彩華とお付き合いをしていること、これから先の人生を彼女と歩んでいくことをカミングアウトしています。

それは「わたしにとってのカミングアウト」は「私の大切な人を知ってもらうための手段」と考えているからです。

大好きな友人、愛している姉妹、愛してくれている親が知っていてくれているということは私にとってとても大きな力であり、支えです。

しかしながらカミングアウトは、必ずしもすること、しなくてはならないことではない、とも考えています。

LGBTであってもノンケであっても、人間ひとりひとりにその人にとっての環境や事情があって生活があります。歩んできた人生があります。

カミングアウトが善とは思いません。

悪とも思いません。

カミングアウトをすることによってその人が幸せになれるのなら、それがタイミングだと思っています。

私はカミングアウトをすることによって「大切な人」である彩華の存在を、最愛の人たちに知ってもらうことが出来ました。

付き合って8年目の2014年、互いにウェディングドレスを着て人前式を挙げたことも幸せになれたカミングアウトのひとつです。

本当に幸せなことです。

これから大切なカミングアウトをしようと考えている貴方の未来が素敵なものでありますように、私にも微力ながら応援させて下さい。

メッセージを読んで下さっている貴方にとって、最良のタイミングであって欲しいと幸せになって欲しいと願っています。

最後に、撮影をして下さったレスリー・キー様、応募写真である私たちのウェディングドレス姿を見て「素敵だね」と言って下さったスタッフの方、「仲良しで良いですね」と彼女の緊張を解いて下さったGAPのスタイリストさんをはじめ、OUT IN JAPANを作ってくださっている皆様には感謝しかありません。

OUT IN JAPANという素晴らしい企画に参加できましたことを誇りに思います。

皆が幸せな未来を紡げますように祈っております。

大好きよ、みんな!!

AYAKA TAKEUCHI

竹内 彩華 (右)

29歳
会社員
埼玉県出身
レズビアン

#009 2016年4月撮影

私はまだ、家族にカミングアウトをしていません。

私にとってカミングアウトする事とは、誰かを不幸にすることではないと思っているからです。

父はとても昔気質で厳格な人です。

その父に伝えたところで誰が幸せになるでしょう?結局は自分の自己満足に過ぎないのです。

私はまだ、自己満足のためにこれまで育ててきてくれた家族を裏切ることはできません。

家族の形というものは人それぞれ、家庭の数だけ家族があるものですから、カミングアウトをする事が悪い事とはもちろん思いません。

私にとって『家族にカミングアウトをしない』という選択肢は、この先、パートナーや自身の家族と仲良く明るく過ごしていくための一つの形だと思うのです。

時が来たらもちろん、家族にカミングアウトをするつもりではいます。ただ、それは今ではないと思っています。

これを読んで、思い留まる方もいるでしょう。

カミングアウトをしようか、しまいか……それは、あなたと、パートナーの最良のタイミングであるべきです。

私もそのタイミングを今図っているところです。一緒に、明るい未来の為に頑張っていきましょう!