OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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KEITA NEMOTO

根本 敬太

33歳
会社員
神奈川県出身
ゲイ

#009 2016年4月撮影

気が付いたのは中学生のころ、今思えば男子校だったのでウハウハな環境だったなって思う。初めてのカミングアウトは29歳の頃、母親に。テレビ番組でオネエ住職さんが出ていて『このタイミングだ!!』って思ったのがきっかけ。30代に入って職場の信頼できる女性社員小数人(1.2人)にカミングアウトして、色々言いたいこと言って発散をさせていた。最初はこれが社内バレたらどうしようと冷や冷やしていた。やっぱり言いたいこと言えないと溜まるものも溜まるし、発散先は必要だと思う。そんな発散先を普通に作れるような社会環境が必要。そこにはみんなの勇気も必要。会社や学校で率先して自分のセクシャリティをアピールする勇気が不可欠。このチャンスに乗って会社・学校の中に7%もの多くのLGBTが存在していることを周りに教えてあげるために私はこの企画に立候補した。街で普通に出会いがあるストレート達に嫉妬したことがある、彼らは普通に街に出会いがあるのだ。私だって社内恋愛もしたいし、社内結婚なんてもっとあこがれる。企業も社内に我々の数が結構数がいることにやっと気が付き、行動し始めたがまだまだ足りないと思う。もっと企業の中にも勇気を増やしていってどんどん企業が施策を考え始めるようにしていかなければ追いつかない。勤めている会社内にも100名以上のLGBT達がいる事を考えると自分も率先して活動していって我々のために立ち上がっていきたいと考えるようになった。自分がオープンにすることによって『実は俺も』『先輩私も』ってどんどんオセロの様にひっくり返っていくような気がする。自分が手の内・腹の中を明かさないと会社内で独りぼっちな気分になる様な気がする。飲み会で『俺はモーホー大嫌い!』って笑いながら上司に言われ、『ですよねー!』って言っている自分、いつか見返してやるって心に秘めた事を思い出す。こんな思いを後輩にさせたくない絶対させたくない。みんな勇気をもって。