OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

KENJI TOKUGAWA

渡久川 健次

48歳
会社員
沖縄県出身
ゲイ

#009 2016年4月撮影

セクシュアリティーやリビドー(性的エネルギー)は、皆あまり通常、意識していないかもしれないけれど人格や生産性の基礎になるようです。

心理学者のフロイトが、病気の原因はリビドーがどこかで遮断されるためだと述べているように、

自分のセクシュアリティを隠したり、抑えているとどこか人格にひずみができるでしょうし、地に足がついた生活などできないのではないかとおもいます。

私にとってカミングアウトは振り返ってみると、結局、健全に自分らしく生き、生活の質を高めることに著しく貢献していると思います。

19才頃から、家族、知人、同僚にカミングアウトして以来、家族兄弟ともこれまで以上に絆は強くなりましたし、相方の家族も私の家族も完全に結婚相手としてお付き合いしてくれています。

数年前、両親、相方と4人でロサンゼルスとサンフランシスコをSUV車で往復した大旅行はまるでロードムービーのように鮮烈でかけがえのない想い出ですし。。

こうしてエンジョイできている人生はきっとカミングアウトのおかげですね。

一度しかない人生。 砂上の楼閣ではなく、しっかりとした土台のうえに幸福な生活を積み上げていきたいものです。

社会の仕組みが、まだまだ、人の本質に対応できていないという一過性の問題はあったとしても、本当の自分でいることのほうが永遠に大事なことなのではないでしょうか?

たとえ何かの壁を乗り越えていかなければならなかったとしても、それはきっと甲斐性なんですよ。

そう。思うに全人類がカミングアウトすればいいんですよ!