OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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MIKIHIRO TSUNOKAKE

角掛 幹洋

44歳
会社員
東京都出身
FTM

#009 2016年4月撮影

僕にとってのカミングアウトは自分に正直であり続け、それは人に対し正直に向き合う事だと思います。

僕は生まれつき

変形性股関節症を持っています。

オペの回数は数え切れず、それに加え性同一性障害の事を母にカミングアウトする事はとても苦痛でした。

しかしカミングアウトした時の母の答えは「貴方が貴方である事に何か変わる事はあるの?」と言う返答でした。

何も変わりはしません。

僕は僕であり

貴女の子供である事に

変わりはありません。

とめどなく涙が溢れ

その時に感じた事は…

今まで背負っていた僕の苦しみを

母の肩に乗せてしまった事。

その事は一生後悔していくかもしれませんが…

今となっては

僕の1番の理解者です。

この「OUT IN JAPAN 」への

参加の動機は

一概には言えませんが

カミングアウトせず後悔するより

カミングアウトして後悔した方が

冒頭でもお伝えした様に僕を取り巻く人全ての人に正直であり続ける事が出来るからです。

特に職場ではカミングアウトして外見が変わって、批判する人も居るかも知れませんが、そんな人ばかりではありませんでした。また友人も然りです。

その証明としてこの僕がいます。

素敵な職場の仲間が居て友人が居てとても幸せです。

ここに刻みます。僕を取り巻く全ての人に。その感謝の気持ちを。