OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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BRENDEN VAN STOLK

ブレンデン バンストーク

32歳
教員
カナダ出身
ゲイ

#009 2016年4月撮影

私が初めてカミングアウトしたのは、中1の頃で、相手は自分自身だった。それまで、「自分はゲイだ。」ということが自分に対して言えなかった。しかし、その一歩から様々な人に言えるようになり、徐々にオープンになってきた。現在は自分がゲイであることを隠すことは殆どなくなってきた。

私にとって、カミングアウトとは自分のことを認め、そして、自分らしく生きることになると考える。また、大きく自信を与えてくれる行為だった。そして、少し苦労する可能性はあっても、自分がカミングアウトできる環境であれば、必ずするべきことだと思う。自分の息苦しい隠す毎日が和らげるだけではなく、次世代や周りへの影響は大変大きいと思う。

カミングアウトすることで周りの人の先入観が少しずつ変わることもあるし、周りにいる自分のセクシュアリティーで苦しんでいる人へのエールを送ることにもなる。「あなただけではないよ」。私も中1の時、そういってくれる人に会いたかった。「学級に一人」と言われるが、その情報をわかるだけで、実際に周りにどのくらいいるのかは実感できないだろう。

最初のカミングアウトは簡単なことではないかもしれない。でも、する度に簡単になるとともに自分の自信にもなる。また、周りに真の自分を知ってもらい、認めてもらうことで、一歩一歩この世を変えていくこともできる。皆で少しずつ、自分らしく生きる世界を作ろう。

その学級の一人が言える日本を一緒に作りませんか?