僕の初めてのカミングアウトは中学２年生の時…

今から14年前のこと。

年月が経つにつれて、

自分の見た目も中身も変わりました。

自分についての気付きが改まる度に、

様々な友達に包み隠さず話しました。

仲良くしたい人には、話したい。

それは自分という人間を知ってほしい、

そして相手のことを知りたい、

という想いが根本にあるからです。

僕はカミングアウトをしなければ、嘘をついているような気持ちになってしまいます。

誰しもが皆、何かしらコンプレックスを抱えて生きています。

でも僕は、どんなコンプレックスでもセクシュアリティでも、

自分自身が受け入けることが出来れば武器に変わると思っています。

“たられば”なんてない。

人と比べるもんじゃない。

マイノリティだからこそ面白い。

そう本当に思えた時に、僕は卑屈な自分の殻を破れました。

幸せは自分で気付くもの。

今の自分だからこそ出会えた人達が僕には沢山います。

もちろん言う言わない選択肢があるけれど、

一人一人の小さな勇気あるカミングアウトが

皆の大きな百歩千歩になると信じています。

ここ数年LGBTに関する環境や反応は変わってきました。

でも今よりもっと更に、

違いを…個性を…それぞれがカミングアウトしやすくなり、

それを皆で受け入れ、応援し合える社会になりますように。