オーストラリアに居たころ、ゲイであることをオープンにしていたローカルの友達がいて、

彼に「僕もそうなんだ」って何となく話したのが最初のカミングアウトでした。

そしたら凄く喜んでくれて、オージーのゲイ仲間をたくさん紹介してくれました。

生まれて初めてゲイを身近に感じたのはその時でした。

それがトリガーとなり帰国後、仲良しの友達や先輩にもカミングアウトしちゃったんです。

不思議と誰からも否定されたり拒絶されたりしませんでした。

むしろ話してくれてありがとうと言われました。人に恵まれていたんでしょうね。

ただ、より身近で大切な存在である家族にはまだカミングアウトできてません。

否定される不安よりも、家族を傷つけてしまうのではないか心配だからです。

聞かれたら話すけど、わざわざ言わなくてもいいのかなって思ってます。

カミングアウトすることが良いことなのかどうかはわかりません。

自分も周りの人も辛い思いをするかもしれないから。

でもこの企画がLGBTの可視化を進め、世界を変えられるかもしれないと思ったから

参加を決めました。

家族に知られるリスクはあるけど、僕の小さな一歩が誰かの支えになれば幸いです。

いつの日か全ての人が互いの「違い」を理解し、一人ひとりの個性が尊重される

そんな世の中になっていることを願っています。

Love is Love