自分がMTFだということに確信したのは大学の臨床心理学科3年の時でした(違和感は幼稚園から)。しかし、確信しても生活を変えるのかは別問題です。散々思い悩んだ私はカミングアウトを選択し、生活が一変しました。もちろん苦労はたくさんあります。しかし、それ以上に得たものは大きかったです。私にとってカミングアウトというのは新たな生活の始まりであり、視野が広がりました。カミングアウトをするのに急ぐことはない、どれだけ長い時間をかけてもいいから少しずつ理解して貰えばいい、ということでした。セクシャリティは人によって様々です。自分のセクシャリティに恥ずかしさなどを持つことはありません。私はそう思います。
今私はセクシャリティに悩んでいる人の支えになろうと思い様々な活動を行っています。ちなみにカミングアウトする前からずっと一緒の恋人もいます。
人の生活は様々です。自分の好きな生活をしないと心が苦しくなり、いつかは耐えきれなくなってしまいます。なので、できるだけなりたい自分で生活してください。虹色エンターテイメント代表&にじいろ学校理事。