OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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AZUMI KURAMOCHI

藏持 亜純 (左)

34歳
会社員
栃木県出身
パンセクシュアル

#015 2018年5月撮影

私にとってのカミングアウトは「自己肯定」だったと思います。これまで当たり前のように異性と交際し、やがて結婚し子供を持ち…そこに違和感を感じることはありませんでした。
しかし、いわゆる「異性愛以外」にも違和感を持つ事もなかったのです。私の中では人を好きになる事に差はないし、人が人として惹かれ合う事こそが恋愛だと思って生きてきました。

今のパートナーと出逢ったのは29歳の時。それまで異性としか交際してこなかったのは「出会っていなかった」だけだったということに気付かされ、同時に自分が両性愛者だと確信を持ちました。そしてその瞬間、とても幸せな気持ちになったことを強く覚えています。
セクシャリティが変化するものなのかもともと備わっているものなのかは分かりませんが、今となっては限りなくレズビアン に近い感性を持っているのではないかと思っています。
人は出逢うべくして出逢うもの。偶然じゃなく必然だと思っています。私に本当の幸せを教えてくれたのは、紛れもなく「彼女との出逢い」です。

日本はまだまだ勇気が必要な時代かもしれない。けれど、いつか必ず「カミングアウト」などという概念は無くなって当たり前のように多様な性や恋愛観が「そこに在る」日が来ると信じています。

愛は平等!皆に幸あれ!!!

EMIKO WATANABE

渡辺 絵美子 (右)

33歳
公務員
栃木県出身
バイセクシュアル

#015 2018年5月撮影

今のパートナーに出逢うまでは、LGBTという言葉さえ知りませんでした。

私の過去は、性別にとらわれることなく交際をしてきました。でも、今のパートナーに出逢い、「ずっと一緒に居たい。この人と子どもたちを守っていきたい」と強く感じました。

パートナーにとっての彼女は私が初めてだったようですが、何の偏見もなく、 家族や友達、同僚などにも私の紹介をしてくれました。私にとってはその行為がとても難しいことでしたが、当たり前のように紹介してくれる心強いパートナーに背中を押され、私も家族や友達に紹介することが出来ました。
私にとってはとても大きな一歩でした。

また、彼女からLGBTという言葉やTRPなどのイベントがあるよと教えてもらい、世界が広がりました。
私は特別支援の教員をしているので「個性」という言葉が大好きですが、LGBTを知って更に好きになり、今の子どもたちの「個性」をもっと大切にしたいと思いました。みんなの「個性」が輝くものになるように、少しでも引き出してあげたいと思っています。

私は今、パートナーと子どもと住む家を 建てています。家族も応援してくれ、私たちを支えてくれています。
大好きな人とのマイホーム!!幸せすぎです!!

LGBTのみんなが自分らしく生きていける世の中も、そう遠くはないはず!!
自分に正直に生きていける世界になることを心から願っています!!