OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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MAI HATAOKA

畑岡 麻依 (左)

29歳
会社員
奈良県出身
レズビアン

#015 2018年5月撮影

‘カミングアウトはしない’言ってしまった後が怖くて今までの私はそう思っていました。‘受け入れてくれる人もきっといるし、受け入れられない人も多分いる。そして哀しむ人もいると思う’相手にどう思われるのかを考えると怖くなって出来ない。カミングアウトしている友達の事もすごく羨ましく思うけれど、その勇気も出る事はなく違和感を持ったまま過ごしていました。

でもいずみと出会ってそんな考えが変わり始めました。彼女の方は段々カミングアウトしている状態だったのでその影響もあったとは思うのですが、私も周りの人達に伝えていきたいと思うようになったんです。一番大きなところは、純粋に‘大事な人として紹介したい’というその気持ちでした。そしてそれが初めてのカミングアウトへ繋がりました。親しい友達に思い切って打ち明けてみたところ、その子はとても理解があり色々話を聞いてくれました。話す前はかなり緊張したし、離れてしまったらどうしよう…とか沢山考えたけれど、最後はありのまま伝えたい気持ちが気付けば行動になっていて、カミングアウト後はすごく楽になっていました。

これから同じ様に話を重ねていく中で特に親や身近な人ほど苦しかったり、悩んだりすると思うけれど、それでも紹介したい気持ちにさせてくれた彼女の存在は自分にとってどれだけ大きかということを改めて実感しました。

これからカミングアウトをされていく方や、ためらっている方へ。

自分のペースで話したくなるような
タイミングがきっと来ると思うんです。
焦らなくてもいいと私は思うんです。
そこで例え傷つく事になったとしても
守りたいものがあるから私は少しずつでも進んでいきたい。一緒に頑張りましょう!

この度は参加させていただいて
本当にありがとうございました!

IZUMI HIRAYAMA

平山 和 (右)

26歳
看護師
山口県出身
レズビアン

#015 2018年5月撮影

私がレズビアンだと自覚したのは高校生の頃でした。でも実は自覚するまで同性愛という存在を知りませんでした。
友達からあの先輩レズらしいよ、と教えてもらった時に「え、そんな事って現実であるの?!」と、とても驚いたのを覚えています。

そんな私の親へのカミングアウトは不本意なものでした。
伝えようとしたタイミングではなく、いわゆるアウティングでした。
知った両親はさぞかし困惑しただろうと思います。心無い言葉を言われたことも何度かあります。子を思っての言葉だと思いますが。

しかしなぜこんなにも否定されるのかと考えた時に同性愛についてよく知らないからではないか、と思いました。私でさえレズだと自覚するまではそんなことあるの?と思っていたので、知ってもらうのが大切なのだと気付きました。性的マイノリティは思ったより多くいるのだと。

なのでまいちゃんと付き合いだしてからたくさんの人にカミングアウトしてきました。こんなにも大好きで大切な人ができたんだよ!って。いつもさらっと伝えるようにしているのですが、実は毎回緊張しています。
でも身近にセクマイがいる事を知ってもらえたら嬉しいなと思って勇気を持って伝えています。

今の日本で“世間一般の普通”以外の事を受け入れてもらうのはとても難しい事だと思います。
でも少しずつ知ってもらえれば私たちも少しずつ生きやすくなるんじゃないかなー。
その為に微力ながら、周囲の人にカミングアウトしてみようかな。とか。

身近な人に自分を知ってもらえるのはとても嬉しい事なので、誰にも言えてない方、勇気を持ってみてはいかがでしょうか…?

そして今回この上企画に参加したのは本当に偶然でした。
素敵なきっかけをくれた西谷さんありがとうございました!
そして家族はおろか友達にさえもカミングアウトしていなかったまいちゃん、一緒に写真を撮ってくれてどうもありがとう。
とても良い思い出になりました。これからも仲良しでいれたらいいね!