OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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CHIHO TABATA

田端 千穂 (左)

31歳
リラクゼーションセラピスト
栃木県出身
FTX/レズビアン

#015 2018年5月撮影

カミングアウト…昔は一生しないと思ってた。
でも、クソ真面目でバカ正直な私は、人と接する上で誤魔化したり嘘ついたりするのが苦手で面倒だと思っていた。
相手の事を知りたいと思ったら、自分の事も知ってもらいたいとも思ったから、今では親・友人・職場の人殆どの人にカミングアウトしました。
大切なパートナーと子供もいて、色々あったけど、今ではお互いの家族にも受け入れられています。

カミングアウトしてきて、軽蔑された事もないし、私が嫌な思いをした事はありません。
忘れてるだけかもしれませんが…笑
凄く周りに恵まれていて幸せだと思っています。

カミングアウトするもしないも人それぞれ、したからといって偉い訳でもなんでもない。

私にとってのカミングアウトは、いい言葉じゃないかもしれないけど、「自己満足」だと思ってます。

自分を知って欲しいから、誤魔化したくないから、生きやすいから。

これからカミングアウトしたい、しようかなと思っている人がいて、私達の話(プロジェクト)によって少しでも勇気を持ってくれたら凄く幸せな事です。

自分の周りの人・そして自分を大切に…
個性を大切に…

YUKARI KATAYAMA

片山 有賀里 (右)

33歳
会社員
沖縄県出身
バイセクシュアル

#015 2018年5月撮影

私にとってカミングアウトは、『自分らしさ』
どんな時も自分らしくいたい。
バイセクシャルであることも、パートナーがいる事も隠す事なく生きたいと思っています。

私が母にカミングアウトしたのは、パートナーと同棲しようと覚悟した時。私には2人の子どもがいて、いつも母は子どもたちを可愛がってくれていました。そんな母にカミングアウトするのは、絶縁覚悟。
半日後、母から返ってきた言葉は「ちゃんと話してくれてありがとう」。思ってもみない言葉に涙が止まらなかった。これで胸を張って生きていける!自分らしく生きていける!
色んな家族の形があってもいい。
辛く悲しい時期もあったけど、今は、大切なパートナーがいて子どもたちもいて幸せです。
パートナーに出会えなかったら、こんなに強く生きられなかった。

私がカミングアウトするのは、ありのままの私を受け入れて欲しいから。自分らしく生きる為のひとつの手段です。
このプロジェクトに参加する事で、私の勇気が、誰かの勇気になるように。